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アップグレード前に目を通しておこう

あなたのPCはWindows 10対応? 各メーカー対応状況まとめ

2015年07月13日 13時00分更新

文● 鈴木誠史/ASCII.jp

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 7月29日に提供開始される次期OS「Windows 10」、Windows 7/8.1搭載PCでは無償アップグレードの予約も可能となっている。だがちょっと待った。予約が可能であっても、必ずしもそのモデルがアップグレード可能だと保証されているわけではない。ここでは、各メーカーが発表するWindows 10対応状況を随時追加・更新してまとめる。

 「Windows 10」は7月29日リリース。Windows 8.1およびWindows 7を搭載したPCで、画面右下のインジケーターに「Windows 10を入手する」という項目を確認できる。リリース後1年間(予定)は無償でアップグレードできるということもあり、現在使用中のPCやタブレットをWindows 10にアップグレードしてみようと考えている人も多いはず。

 だが、一部のハードウェア(使用パーツ)に対してはWindows 10用ドライバーが提供されないおそれもある。アップグレード前に、以下にまとめた各メーカーのサポート情報に目を通してもらいたい。

マウスコンピューター

 マウスコンピューターのウェブサイトで、現在販売中の製品のみWindows 10に対応しているかどうかを確認できる。アップグレード対象製品の場合は「Windows 10 無償アップグレード対象」というアイコンを掲載している。アップグレードに関する案内ページも公開中だ。7月13日時点で、G-Tuneブランドの製品含む6シリーズのデスクトップPC、ノートPCの「LuvBook F」シリーズ、8型タブレット「WN801V2-BK」、m-Stickシリーズがアップグレード対象となっているのを確認できた。案内ページではMouseProブランドにおける対象製品も公開している。


(7月13日時点)

バッファロー

 バッファローが、Windows 10アップグレード対応製品リストを公開した。7月13日時点で、Wi-Fiルーター「WXR-1900DHP」、LinkStationシリーズ(NAS)の「LS410D」など5製品、添付ソフトウェアの「LinkNavigator」「NAS Navigator 2」がWindows 10対応であることが明らかとなっている。なお、検証はWindows 10 Insider Preview版にて検証した結果であり、製品によってはドライバーやアップデートが必要になる。LinkStationにおいては、ウェブ設定画面の一部が正しく表示されない場合があるとしている。



(7月13日時点)

■関連サイト

エプソンダイレクト

 エプソンダイレクトが過去に販売したパソコンに対するアップグレード対応方針を公開した。2013年8月以降に発売した「Endeavor」シリーズと「Endeavor S」シリーズ(スティック型PCの「SY01」を含む27機種のデスクトップと、16機種のノート・タブレット)を対象に、後日ユーザーサポートページでアップグレード後の動作確認情報を提供するという。なお、2013年7月以前に販売した機種については動作確認の対象外とした。


(7月2日時点)

VAIO株式会社

 VAIO株式会社のサポートページ内で「Windows 10アップグレード情報」が公開されている。VAIOでは、VAIO製パソコン全機種のWindows 10アップグレードの動作確認を進めており、動作確認情報を後日公開する予定とのこと。製品によってはWindows 10のリリースよりも動作確認情報の公開が遅れる場合があるという。

(7月6日時点)

ソニー

 ソニーでは、2012年10月以降のソニー製VAIOにおけるWindows 10アップグレードの対応準備を開始しているとのこと。準備ができ次第、対応機種の情報を含め、ソニー製VAIOのサポートページで最新情報を案内するとしている。


(7月6日時点)

■関連サイト

パナソニック

 2015年夏モデルから全機種でWindows 10に対応することが発表されている「レッツノート」シリーズや、「タフブック」「タフパッド」各シリーズのWindows 10対応状況についてのサポートページを6月18日に開設した。対応機種として紹介されているのは、2013年6月以降のレッツノートおよびタフブックの「CF-C2C」、タフパッド「FZ-G1F」など。

レッツノートのWindows 10対応状況をパナソニックが公開

(6月18日時点)

ユニットコム(パソコン工房)

 ユニットコムは、パソコン工房のウェブサイトでWindows 10の対応機種を公開だ。対象モデルには、「Windows 10 対象」アイコンが表示される。対象モデルはデスクトップパソコンの「MN7260-i3-HLB」や、ノートパソコンの「15X8140-i7-QTEB」などで、随時追加していく予定だとしている。また、Windows 10へのアップグレードを実施する際の手順や必要なドライバー、ソフトウェアについては、7月29日以降に順次同社のサポートページにて公開予定だ。


パソコン工房でWindows 10の対応機種を公開、対応機種にアイコンを表示

(6月16日時点)

アイ・オー・データ機器

 アイ・オー・データ機器は、HDDやディスプレー、無線LANなど周辺機器のWindows 10対応情報をウェブサイトで公開している。現在、ディスプレー43製品がWindows 10の評価版 Build 10074にて動作確認済みであることが明らかになっている。HDD、NAS、ネットワークカメラ、無線LAN、光学式ドライブなどの対応状況は確認中としている。



(6月22日時点)

東芝

 東芝のウェブサイトではWindows 10のアップグレードサポート対象予定機種の一覧が公開されている。現在は2014年5月以降に発表した機種を対象に案内中で、2013年7月以降に発表した機種をサポート対象とする予定で確認作業を進めているという。確認の結果によっては、サポート対象機種でも、Windows 10へのアップグレード後に利用できない機能やソフトウェアがある可能性があるとしている。


東芝がWindows 10サポート対応予定機種一覧を公開

(6月15日時点)

ドスパラ

 ドスパラでは、2013年11月以降に販売したDiginnosパソコンについてのWindows 10対応状況をサポートページにて公開中だ。また、販売中の製品のページではアップグレードが可能である旨をアイコンで表示しており、人気No.1ノートという「Critea DX4」などがWindows 10対応のオススメモデルとして紹介されている。サポートセンターではアップグレードの代行サービスも行なっているようだ。


(6月15日時点)

日本エイサー

 Windows 10の正式発表に向けて現在準備を進めているとのことで、7月29日の正式版リリース直後にアップグレード対象となる製品を掲載したリストを提供するという。アップグレード手順の案内も同時に公開する。また6月4日に発売した2in1ノート「Aspire Switch 10 E」など、現在販売中の製品については、アップグレード可能である場合「Windows 10 Nowへアップグレード」と製品ページに表示している。


(6月15日時点)

■関連サイト

日本ヒューレット・パッカード

 米HPがグローバルへ向けてWindows 10対応予定について発表した。2015年に出荷するモデルはすべてWindows 10に対応するとのことで、日本HPの製品もこれに含まれる。2014年以前に出荷したモデルについては対応を検討中。続報が待たれる。


米HP、2015年モデルはすべてWindows 10対応であると発表

(6月9日時点)

■関連サイト

NECパーソナルコンピュータ

 2013年5月以降発表のLaVie、LaVie Tab W、VALUESTARをWindows 10のアップグレード対象とすると発表した(タブレット製品に一部例外あり)。利用に関する注意事項や制限が発生する場合があるとして、詳細を夏頃までに順次公開するという。なお2013年4月以前に発表したLaVie、VALUESTARについてはすでにWindows 10の動作保証外であることを明らかにしている。

(6月8日時点)

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